会社案内

ガイナックスの成り立ち



会社のために作品をつくるのではなく、
作品のためにスタッフが集い、
成長していき、変革されていく……。

ガイナックスはクリエイターを母体して生まれた会社です。 ガイナックスができたそもそものはじまりは、1981年の「日本SF大会」を大阪で開催することになった学生たちの集団の中からでした。

現取締役の武田康廣を実行委員長として集まったスタッフは「大会を成功させよう」という強い意志の元、さまざまなイベントの企画を練る一方で、オープニングに上映するアニメーションを自分たちの手で作るという企画を進行しました。
そこに集ったのが、山賀博之、庵野秀明、赤井孝美という今や時代の旗手ともいうべきクリエイター達でした。

アニメーション製作はゼロからの出発であったにも関わらず彼等のタッグは見事に成功しました。
2年後の1983年の大会でもまた伝説的な作品としてクオリティの高いオープニングアニメーションを残すことができました。

大会というイベントだけで終わることなく、ここに集ったスタッフ達はアマチュア映像制作集団として、特撮などの実写作品にも挑戦していきました。
「DAICONFILM版帰ってきたウルトラマン」「愛国戦隊大日本」
「八岐之大蛇の逆襲」などなど・・・

「映像制作」という集団作業を、誰からも教わることなく、互いにぶつかりあい協力しあい試行錯誤しながら構築していったプロセスは、まさしく自分達だけの「個性」を磨きあげる格好の場だったのです。

初の商業作品となった劇場用長編映画「王立宇宙軍」制作のタイミングに「ガイナックス」という会社組織の名を持つ集団が設立されました。

しかし、そこには今でも脈々と、会社のために作品を作るのではなく、作品のためになにをすればいいかを考え、自分で道を切り拓いていく、力強い精神が受け継がれています。

DAICONIIIDAICONIV大日本帰ってきたウルトラマン八岐大蛇