■■あ行■■
・アイレベル
カメラの目線の高さのこと。画面上の水平線の位置になる。
・アウト
キャラや物が画面内から画面外へ出て行くこと。
関連:イン
・アオリ
下から上を見上げる視点、または構図。
・アタリ
絵を描くときに物の形や配置の目安となるラフな絵や線のこと。例えば、人物の頭部を表す円や、顔のパーツの位置を決める基本になる縦横の十字線などはそれに当たる。
・アニメーター
アニメを作る時に、絵を描く作業をする人たちの総称。レイアウトなど、キーとなる絵を描く原画マンと、その間の動きを描く動画マンに分けられる。
関連:原画/原画マン/動画/動画マン
・アングル
カメラの角度や、画面の構図のこと。
関連:ドン引き/バストショット/引き/寄り/ロングショット
・一点透視図法 (いってんとうしずほう)
対象物を正面から見て、消失点を1個だけ置いた絵の描き方。
関連:消失点/パース
・イマジナリーライン
2つの被写体の間を結んだ線。カメラが越えてはならない線。
・色トレス
色と色の境界線を引くこと。影などの輪郭線を描くときに使われる。かつては仕上げが絵の具で行っていたが、現在は作画マンが色鉛筆で引いている。
・イン
キャラや物が画面外から画面内に入ってくること。
関連:アウト
・絵コンテ (え ─ )
絵入りの台本のこと。「コンテ」とも言われる。絵、効果音、セリフ、カメラワーク、秒数など、実際の映像にするための指示が書いてある。これをもとにアニメは作られる。
絵コンテを書くことを「絵コンテを切る」という。
関連:コンテ用ラフ/字コンテ
・演出 (えんしゅつ)
作品の方向性、世界観などを構築し、キャラや物など画面上に映るものに演技をつける人のこと。また、その仕事。
・演出助手 (えんしゅつじょしゅ)
演出の手伝いをする人、および仕事のこと。
・OKテイク (おーけー ─ )
各カットで修正を行い、最終的に監督のOKが出た映像のこと。
・オフ
オフ台詞の略で、キャラクターが画面に映らない状態で発せられる台詞のこと。
また、キャラクターを画面に映さない状態のこと。
・OVA (オーブイエー)
オリジナル・ビデオ・アニメーションの略。テレビ放送ではなく、VHSやDVDの販売、レンタルを目的としたアニメ。DVDの場合はODAとも表される。
関連:テレビシリーズ
・重い (おも ─ )
作業が大変であるという意味。例:重いカット、重い作業 等。
・音響 (おんきょう)
音楽(BGM)や効果音などをつける作業。また、その作業をする人。
関連:劇伴/状況音/DB
■■か行■■
・画角 (がかく)
カメラに写る範囲のこと。使用するレンズの種類によって変わる。
関連:アングル
・カット
映像の中で、切れ目のない一続きになっている部分。また、その単位。シーンよりも小さい区切り。カットが10個ある場合は「10カット」と数える。
→・カット繋ぎ( ─ つなぎ):シーンを一連の流れとして見せるための動きを入れること。
→・カット割り( ─ わり):1つのシーンをどういう風にカットで分けるかという方法。また、その行為。
関連:シーン
・上手 (かみて)
画面の右側のこと。
関連:下手
・画面アスペクト比 (がめん ─ ひ)
画面の幅と高さの比率のこと。
→・スタンダードサイズ:横縦比が4:3のもの。
→・ビスタサイズ:横縦比が16:9のもの。スタンダードサイズに比べて、横に広くなる。
・キャラクターデザイン
登場人物の外見や、イメージをデザインすること。またその役職。
・キャラ表
登場キャラクターの基本的な情報が載っている表。正面や後姿をはじめ、身につけた小物などについても詳しく描かれている資料。これを元に作画される。
・口パク (くち ─ )
キャラクターが口をパクパクさせて喋っている状態、または演技。声優はこの口の動きに合わせて声を当てる。
・クリンナップ
CLEAN UP。ラフに描かれた絵を、綺麗な線で清書すること。
・劇伴 (げきはん)
劇中で使用されるBGMのこと。
関連:音響/状況音/DB
原画 (げんが)
動きのポイントになる絵を描く作業。また、その作業者。
手を振る動きを表現する場合、手が「一番右に振れた絵」「一番左に振れた絵」が描かれる。
関連:アニメーター/原画マン/動画/動画マン
原画マン (げんが ─ )
原画、およびレイアウトを描く人のこと。
関連:アニメーター/原画/動画/動画マン
原図 (げんず)
背景原図の略。美術に背景を描いてもらう時のもとになる図面のこと。
関連:BG/美術
光源 (こうげん)
光を発する物体のこと。太陽や、電灯など。光源の場所や光の強さで、影の濃さや方向、心理描写の仕方が変わる。
コマ
元々はフィルムの枠のこと。日本のアニメは主に1秒で24コマの絵を作成し、動いているように見せている。
・コンテ用ラフ
絵コンテを描くためのおおまかなラフのこと。
関連:絵コンテ
■■さ行■■
作打ち (さくう ─ )
作画打ち合わせの略。原画作業を始めるにあたり、演出が、原画マンに担当するカットの内容について説明する打ち合わせのこと。
関連:演出/カット/原画/原画マン
作画 (さくが)
絵を描くこと。
作画監督 (さくがかんとく)
キャラクターの表情や体、動きなどに修正を入れる人。全体の絵のバランスを統一する為の役職。「作監」と略すこともある。主に「キャラクター作画監督」と「メカニック作画監督」に分かれる。
関連:アニメーター/原画/原画マン/動画/動画マン
仕上げ (しあ ─ )
動画に色を塗る工程のこと。あるいはその作業をする人・会社を指す。1990年代以後、セル(セル画)の生産中止やコンピューターの高性能化などの要因により、今や仕上げの作業はデジタル上で行うことがほとんどである。動画をスキャンしてデータ化したのち、専用のソフトを使用して作業を行う。
関連:アニメーター/原画/原画マン/動画/動画マン
シート
タイムシートのこと。6秒分のシートだと、1秒間を24分割した表が6つ書かれている。セルの動き、カメラの動き、撮影への指示などを書く。
関連:コマ
・シーン
場面のこと。ストーリーにおいて、場所・時間・またキャラの心情などが同じである一連のカットを繋げてこう呼ぶ。
関連:カット
・時間を盗む
カットとカットの繋ぎ方で、時間をとばして演出すること。
・字コンテ (じ ─ )
脚本に指示を書いただけの簡単なもの。「映像の設計図」という意味では絵コンテと変わらない。
関連:絵コンテ
・絞り (しぼ ─ )
カメラが捉える光の量を調節するためのもの。
・下手 (しもて)
画面の左側のこと。
関連:上手
・尺 (しゃく)
作品、シーン、カットなどにかかる時間のこと。例:「このカットの尺は3秒です」等。
→・定尺(ていじゃく):決められた時間枠のこと。テレビアニメなどは、放送枠があるために1話に使える時間が決まっている。
・状況音
シーンの中でまわりの環境や状況にあわせて流れる効果音。例:夏のセミの声/道路の走行車の音 等。
関連:音響/劇伴/DB
・消失点 (しょうしつてん)
遠近法を用いた絵の中で、平行でない線を延長した際にそれらが交わる点のこと。
関連:一点透視図法/パース
・処理演出 (しょりえんしゅつ)
別の人が書いた絵コンテをもとに、演出部分だけを担当する人のこと。また、その仕事。
・制作進行 (せいさくしんこう)
アニメーションを作るうえで、各話のスケジュール、物の管理をする人、および仕事。「制作」と略すことも。
・制作スタジオ (せいさく ─ )
アニメ制作作業を行う会社。受け持つ作業内容はスタジオによって異なる。ガイナックスは企画から映像作りまで、作業のすべてをマネージメントしている。
・設定 (せってい)
物語の世界観を説明するもの。美術設定とキャラクター設定に大きく分けられる。
→・美術設定(びじゅつせってい):物語の舞台の説明をまとめたもの。建物、植物、小物などについて描かれている。
→・キャラクター設定( ─ せってい):物語に出てくるキャラクターの説明をまとめたもの。表情、服装、仕草などが描かれている。
・セル
透明なシートのこと。かつては紙に描かれた絵をセルに転写し、重ねて撮影することでアニメを作っていた。現在はデジタル化され、セルはほとんど使われていない。
・線画
まだ色が塗られていないアニメーションの状態を指す。声優がキャラに声を入れるアフレコなどでは、時間が間に合わずに線画の状態で声を当ててもらうことが多い。
・全修 (ぜんしゅう)
描かれた絵に対して、部分的に修正を入れるのではなく、全て描き直すこと。主に作画監督が行う。
関連:作画監督
■■た行■■
・タイムシート
セルの動き、カメラの動き、撮影への指示などを書く用紙。略してシートともいう。6秒分のシートだと、1秒間を24分割した表が6つ書かれている。
・DB (ダビング)
BGMや、効果音を入れる作業の事。
関連:音響/劇伴/状況音
・ダレ場
物語の中で、落ち着いて淡々と状況が進んでいく場面。一般的には視聴者が退屈するような地味なシーンのこと。
・ツメ指示(─しじ)
原画マンが動画マンに宛てて、どういう中割をしてほしいかということを指示するもの。原画に描かれる。「2枚の原画のうち中間ではなく、どちらかの絵に詰めて中割をしてほしい」という指示書き。どちらかの絵に詰めて中割することにより、動きの印象は変化する。
・テレビシリーズ
テレビで定期連続放送されるアニメのこと。
・動画
原画が描いた動きのポイントになる絵を清書し、更にその間に入る絵を足していく作業・および作業者。手を振る動きを表現する場合、原画が描いた「一番右に振れた手の絵」と「一番左に振れた手の絵」を清書し、手が真ん中に来た時の絵を描き足す。
関連:アニメーター/原画/原画マン/動画マン
・動画検査
仕上げ工程の前に、描かれた動画が原画の指示やキャラクターの設定通りに描かれているか、必要な動画が全て揃っているかを確認する人。またその仕事。仕上げで色が塗れるか、撮影不可能なものは無いか等もチェックする。
・動画マン
動画作業をする人のこと。
関連:アニメーター/原画/原画マン/動画
・トレス / トレース
原画の絵を動画マンがなぞって清書する作業のこと。あるいは、仕上げ前に動画をデータ化する際のスキャン作業もトレスと呼ばれる。
関連:アニメーター/原画/原画マン/動画/動画マン
・ドン引き
カメラのレンズを目一杯引いて、広い範囲の空間を映す手法。
関連:アングル/バストショット/引き/寄り/ロングショット
■■な行■■
・中割 (なかわり)
動画マンの描く、原画と原画の間を割った絵、またはその作業を指す。演出や原画マンの指示を元に動画マンが独自に作画をすることになる。例えば“中割3枚”(=中3枚)と言った場合は、原画と原画の間に3枚の中割りが入ることを指す。
・なめ/なめる
画面の手前にキャラやものの一部が映っていること。手前にA、奥にBが映っている状態は「AなめB」と言う。
■■は行■■
・パース
遠近法のこと。絵画などにおいて、遠近感をもった表現を行うこと。
→・パース線 ( ─ せん):遠近法を用いて絵を描く際に引く補助線のこと。
関連:一点透視図法/消失点
・背景動画
背動とも言う。背景は本来、背景会社が描くが、複雑に動かしたい場合、作画マンがセルとして描くことがある。難易度の高い作画であることが多い。
・バストショット
人物の胸から上が画面に入っている構図。
関連:アングル/ドン引き/引き/寄り/ロングショット
・BANK (バンク)
特定のセルや背景を、別の放送回で再度流用すること。また、そのカットやシーン自体を指す。変身シーンや必殺技などで特に見られる。
・BL(ビーエル)
BLACKの略。黒色のこと。
・引き (ひ ─ )
カメラが被写体から離れた状態。アップの反対の状態。
関連:アングル/ドン引き/バストショット/寄り/ロングショット
・BG (びーじー)
背景。BackGroundの省略。
→BGオンリー:画面に映るのが背景だけで、キャラや動くものがいない状態。
→BGボケ:背景がボケている状態。
・被写界深度 (ひしゃかいしんど)
映っているもののピントが合う範囲の広さのこと。ピントが合う範囲が広い場合は「被写界深度が深い」、ピントの合う範囲が狭い場合は「被写界深度が浅い」と言う。
・美術 (びじゅつ)
アニメの背景を描く人、および会社のこと。
・俯瞰 (ふかん)
上から見下ろした構図。アイレベルが高い。
・フルショット
人物の全身が画面に入っている構図。
・フレーム
画面の枠のこと。
・編集 (へんしゅう)
出来上がった映像で不要な部分を削ったり、動きのタイミング調整、全体のつながりをチェックしたりする作業、および作業者のこと。カットの時間を増やしたり減らしたりすることで、決められた分数に合わせていく。
・望遠レンズ (ぼうえん ─ )
写真レンズの1種。被写界深度が浅いという特徴を持ち、ボケをいかした描写に使われる。
・棒繋ぎ (ぼうつな ─ )
手を全く加えないまま、各カットの映像をそのまま繋いだ状態。
■■ま行■■
・枚数制限 (まいすうせいげん)
1話に使える動画の上限枚数のこと。作品によって違う。
■■や行■■
・寄り (よ ─ )
カメラが被写体に近付いている状態。アップ。
関連:アングル/ドン引き/バストショット/引き/ロングショット
■■ら行■■
・ラッシュフィルム
各カットが映像として完成したもののこと。
・ラフ原 ( ─ げん)
ラフ原画の略。一原と同義。ラフな絵で、おおまかに動きをつけるところまで描かれたレイアウトのこと。
・リテイク
やりなおしをすること。演出、作画、仕上げ、撮影など、各部署で起こったミスを直すために行う時もあれば、クオリティを上げるために行われる時もある。
・レイアウト
画面上に「何を」「どこに」「どのように」配置するかということ。また、その行為。
アニメ制作においては、そのカットの何がどのように配置されているかを描いたもの。背景、カメラの位置、キャラの配置、撮影指示などが絵コンテをもとに描き込まれている。主に原画マンが描く。
関連:原画マン
・ロングショット
被写体を遠くから映した構図。
関連:アングル/ドン引き/バストショット/引き/寄り
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