ひょんなことから、急遽、学術系のシンポジウムに出席することになりました。
NTTと早稲田大学が主宰する、デジタル・アーカイヴについてのものです。
会場のキャパが200名ということで、告知を打つよう言われましたので、取り急ぎお知らせをば。
学者さんと一緒にやっていけるのだろうかと不安ですが、面白い議題なので、お時間のあるかたはどうぞお運びください。
「文化・民族・芸術の記憶:生きのびるためのデジタルアーカイヴ」
日時:2003年10月25日(土)午後2時―
場所:ICCギャラリーA内
京王新線初台駅東口から徒歩2分,東京オペラシティ
タワー4階
入場料(展示含む):一般300円/大学生以下無料
定員:200名(先着順)
案内HP http://www.ntticc.or.jp/Calendar/2003/kirokutohyougen/Symposium/event04_j.html
リニューアル作業、半分がたすんでいるのですが、まだ詰めができていません。更新をさぼっていると、情報量が多くて。自業自得です。
もうしばらくお待ちください。
以下は既報ぶんです。
歌の翼に ピアノ教室は謎だらけ 祥伝社 NONノベル 税抜 857円 |
プレシャス・ライアー 光文社 カッパ・ノベルス 税抜 819円 |
ISBN4-396-20764-6 カバー折り返し推薦文 安野モヨコ カバー&扉イラスト 加藤龍勇 装幀 かとうみつひこ |
ISBN4-334-07522-3 解説 金子隆一 カバーイラスト 高橋三千男 カバーデザイン 岩崎誠司 |
MISC.内に、ウェブで聞くことのできる関連楽曲リストを入れました。ご参考にどうぞ〜。
祥伝社の月刊誌〈小説NON〉で三ヵ月に一本のペースで連載した連作短編集です。帯に入れるはずの推薦文を安野モヨコさんにもらったのに、フェアで統一の帯になってしまってちょっと残念でした。私の肉筆なんかよりモヨコさんの名前のほうがよっぽどキャッチーだと思うんだけど。くすん。
ジャンルは「音楽ミステリ」、傾向は「日常の謎」系。寂れた商店街の楽器店でピアノを教える杉原亮子が、生徒たちや周囲の人々のちょっとした謎を解いていく、どんな方にもお読みいただける「優しい & 易しい」話 、です。
連作としての屋台骨は、亮子自身の持つ謎。それをフェアに情報出しするために、第一話と最終話を除く各短編の視点は、楽器店にまつわる人々が交代でつとめます。この手法を〈小説推理〉で佐野洋さんにお褒めいただき、恐縮至極。
MLでは「最後はうるうる」という方ばかりで、とにもかくにも喜んでいただけて嬉しい限りです。
心優しい文系の話のはずが、各短編の謎の部分はなぜだか理系っぽいものが多くなってるけど、まあそこはそれ(^^;)
前述の通り、どなたにも読んでいただける、を目標に書いたので、気に入ってくださった方は、周囲の友人知人のみなさんにぜひぜひご布教ください!
こちらはe−novels連動企画として〈週刊アスキー〉に20回連載した作品です。
解説は金子隆一さん。依頼の時に、「解説だけじゃなくて、(校正原稿段階で)問題点を見つけたら、ぜひぜひ教えてください」と厚かましくもチェックをお願い。何もおっしゃらなかったので、ハード的な部分は「言質を取った!」気分でございます、はい。
内容は、いまさらながらのバーチャル・リアリティ&AIモノでして、いまさらながら、というのを逆手に取ったつもりでありまして、私の拗ね具合や斜に構え具合がうまくいっていれば、プロパーSFファンにも喜んでいただける……はず。一回の枚数が短かったので、私にしては珍しくテンポの速い賑やかな展開になっている……はず。一般ユーザー向けのパソコン雑誌というのはかなり意識していまして、パソコンは好きだけどSFにはあんまりなじみがない、という方々には喜んでいただける……はず。
サクッと読める……はず、なので、どうぞよろしくお願いします!
濃いSFファンの方々へのかっこ悪い予防線。ここから→ 「××は○○だったのだ!」的オチに関しては、生意気なようですが、確信犯です(^^;) 『アイ・アム』のオチがそうであったように、これもまた私の主眼はそこにはなく、むしろ、作中に繰り返し出てくる「*は、ありやなしや」という観点からすると、ラストが△(たち)の告解である以上は敢えてコレでいくほうがいいのでは、と考えました。この敢えてという部分がうまく伝わっているといいのですが。このパターンの物語収拾処理を「◇◇が▽いている」と受け止められる危険性は判ってるの(;_;)……という弱気は、「著者の言葉」や作品に繰り返し出てくる*に対する見解、また具体的にはp63やp91で、前もってナニゲに表明しております(^^;)ゞ ←ここまで
毎年恒例の日本SF大会。今年は栃木のT−CONです。
出席するプログラムで現在確定しているのは、
です。
シール企画もオリジナルを準備していく……予定(^^;)……ですので、会場でお見かけになりましたら、ぜひ、お声をおかけください。
あと、今回は子連れでなので、ちっとばかりプライベートなお願いが。
7/15でやっと5歳のウチの娘・悠乃は、持病のために食事制限をしています。何でも食べられて、本人はとっても食べたいのに、我慢をしている状態。ですので、ご好意はとてもとてもありがたいのですが、娘本人にオヤツなどを直接見せたり与えたりしないでください。いったん「わたしのオヤツ〜(^-^)」と思ってしまうと、私が「ダメ」と言ってもなかなか聞いてくれないし、喜んでいるものを無理に取り上げるのは親としてもつらいので(^^;) ぜんぜん食べちゃいけないわけではありませんから、心優しいプレゼントをいただいた場合には、私が量や時間帯を調節して娘に渡します(^-^)
娘のぶんもシールを準備していくつもり。どうかどんどんかまってやってくださいね! ……って、みなさんが娘のオシャベリに耐えられればのハナシですが(^^;)
↓ 7/11追記 シール作りました
ワケあって仕事を後回しにして(すみません>各社)、先にシールを作りました。やっぱり、準備してくれた企画には乗らなくちゃね(^-^)
お配り用が、メイン一種類と、サイン会などがあった場合の予備用2種類。
私ひとりでやる企画(朗読・お茶会)に参加してくれた人には、メタルに印刷した各々の企画参加記念シールを差し上げます。
ここに上げる画像は解像度を低くしてありますが、プリンタ打ち出しはとっても綺麗(ありがとうエプソン)。どうかお楽しみに〜。
デフォルト | 予備・1 | 予備・2 | お茶会用 | 朗読用 |
『雨の檻』所収「カーマイン・レッド」や、〈小説クラブ〉の「ダンデライオン・イエロー」(単行本未収録)に登場させた、プロフェッショナル型ロボットたち、通称「ピイ」。
東京創元社発行の〈ミステリーズ!〉で、ピイ・シリーズの連作短編連載を始めました。イラストは『プレシャス・ライアー』でもお世話になった、デザイン的処理が私のツボに入りまくりの高橋三千男さん。
6月発行の創刊号・vol.01(SUMMER 2003)には、第一話「レリクト・クリムゾン」が載っています。すでにプロジェクトが破綻し残存種と化したピイたちの「何もしないけれど、大事なことをする」(?)さまを、どうぞお楽しみください。
第二話掲載号は9月発売予定です。
手遅れ情報を交えて、雑誌掲載の短編とエッセイをご紹介。
まずは「本屋に走れ!」情報です。 「中間小説誌にSFを計画」がまた一歩。ありがとうございますありがとうございます。
主人公は冴えないサラリーマン。〈ダミー・フェイス〉というバ*リ*ガ*に似た装置を手に入れた彼は、果たして相手の本音を読んで上手に立ち回れるようになるのか。
西行法師の句を織り込んで、「気付き」の物語に仕立ててみました。
奈津子憂いの(と、変換されてしまった。面白いからサラシておきます)もとい、夏恒例の怖〜い話。〈小説宝石〉では各作家がエッセイを書くことに。
私は京都の晴明神社にまつわる実体験を京言葉で語ってみました。
ここから手遅れ情報です。すみません。
これは老人モノ(^^;) 近未来、若い人は癒し系ロボットなんぞを手元に置いたりしているけれど、孤独な老人の傍らには自動応答の小物。あまり賢くないAIでも、茶々を入れたり笑ってくれたりするだけで、少しは無聊が慰められる――。
作中の「幸せだなあ〜」は、披露宴の仕事でイヤほど弾かされた例の若大将の名曲です。はい。
音楽ミステリ連作〈歌の翼に〉の最終話。
手遅れにも甚だしいですね。もう単行本が出ているというのに。2月号に掲載予定だったのが、鬼の攪乱めいた高熱で生まれて初めて原稿を落とした、という顛末。詳しくは日記(近日更新予定)をご覧ください。編集さんは優しかったけど、自己嫌悪は未だ消えず。ああああ。
2年におよぶ連載は、ほぼ計画通りの着地となりました。「ピアニストがピアノを弾けなくなるという、死と同等にも思える心の傷」、その重さや、亮子の(実は歪みまくっていた)性格がこの最終話までにうまく伝わっていたかどうかが心配でした。
これまで仕掛けるところあってカタカナでしか登場させてやれなかった子供たちの名前を、満願成就してやっと漢字表記にすることができ、満足です(^-^)
ありがたいことに、今年もまたアンソロジーに入れていただきました。カタログ的意味合いもあるので、嬉しいやら緊張するやら。
ペスト、と名付けられると緊張もいや増します(^^;) ありがたや。
堀晃さんをはじめとする編纂委員のみなさんは、〈小説宝石〉に載った「言葉のない海」を選んでくださいました。
筒井康隆さんの「余部さん」、牧野修さんの「電獄仏法本線毒特急じぐり326号の殺人」ともご一緒しています。
昨年も結城さんにお世話になりましたが、今年は同じ女流ミステリ系でも版元が違う別のアンソロジーに入れていただきました。
ご希望だった「言葉のない海」がすでに決まってしまっていましたので、編集部を通してご相談すると、「つぐない」でいこう、ということに。メンバーを外されるのではなく、「別の作品もまた良し」と思っていてくださったのは、とても嬉しいことでした。
短編ベストコレクション 現代の小説2003 日本文藝家協会・編 徳間書店 徳間文庫 税抜 800円 ISBN4-19-891901-1 |
らせん階段 女流ミステリー傑作選 結城信孝・編 角川春樹事務所 ハルキ文庫 税抜 760円 ISBN4-7584-3045-4 |
遅れています。
田中啓文さんと一緒の7月に出すつもりをしていたのに、仕上がっていません。ごめんなさい。
去年の段階で塩澤さんからほぼOKをもらっていたシノプシスが、各種事情で精神的に書きづらくなってしまったので、いったん白紙に戻したのです。
現在準備をしている話は『ララバイ』の仮タイトルで告知していただいていたものとはまったくの別物になります。
あまり遅くなると、みなさんのご期待が膨らむぶん、クオリティの自己チェックが厳しくなりすぎて自分で自分の首を絞めることになりますから、早くに書いてしまいたい気持ちはあるのですが……。申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。
おかげさまで賑わっています(^_^)
私の作品に関することはもちろん、パソコン話、メンバーのみなさんの雑談、迅速な新作情報(私が書き忘れてもすかさずフォローが入る(^^;))、不定期の「うだうだ日記」などなど、盛り沢山。
下のバナーをクリックしていただくと、登録サイトへ飛びます。
みなさんのご参加、お待ちしています!
意向やFAQなどの詳細はMISC.内の「メーリングリストのご説明」ページに書きましたので、参考にしてくださいね。
詳しくはMISC.内の「Jコレクションバナー」ページをご覧ください。
白枠なし (19k) | 白枠あり (18k) |
『プレシャス・ライアー』完全版は、もうしばらくサイトに置いてもらうことにします。小説としての本当の「完全版」はカッパ・ノベルスなのですが、連載原稿がどんなものだったか、どこがどう直されているか、などを読み比べたい人もいるかな、と。 『夜陰譚』収録のホラー短篇「白い手」(50枚)も、「雑誌掲載に手直し」バージョンがそのまんま置いてあります。
作家別コーナーの中には、2年間の休眠期間の理由を書いたエッセイや、推理作家協会賞受賞記念特集がありますし、特集記事「作家と音楽」への解答も寄せています。
『アイ・アム』
医療系近未来SF。「人間」の定義って、何なんでしょうね。
祥伝社400円文庫。
『夜陰譚』
幻想系短編集。憧れの黒い本。女性のサイコなお話しが多いです。文章に凝れて嬉しかったよー。「蟷螂の月」が一番人気。
光文社のハードカバー。1600円です。
『五人姉妹』
早川書房のハードカバー。1700円。SF短篇を9本収録しています。女性には書き下ろしの「ホールド・ミー・タイト」が好評。
朝日新聞、読売新聞、共同通信配信、で感涙モノの書評が出たのも嬉しかった。毎日新聞では著者インタヴュー記事も掲載され、たいへん恵まれた作品集となりました。あとはもうひと押しの売れ行き(^^;) どうぞよろしく。