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 半年以上もご無沙汰してしまいました。すみません。初の週刊誌連載は、楽しかったけれどたいへんでもありました。
 ハヤカワJコレクションバナーをお使いのみなさん、ありがとうございます。私の作品は……鋭意執筆中ということで(^^;)

お仕事情報

大急ぎ告知!

12/7に講演会があります

 関ミス連のイベントとして、京都・立命館大学で講演をします。
 詳しくはコチラをごらんください。
 日時は迫っていますが、当日に会費を払えば入場できるそうです。
 キャパシティが700もあるということで、ガラガラではないかと戦々兢々。都合のつく方は、ぜひいらしてください!
 内容は、SFとミステリ半々くらい、とのことです。独りで喋るのはアレなので(^^;)、司会進行の方にご協力いただきます。
 はてさて、どんな流れになるのやら。お楽しみに。

姫路文学館特別展

 播磨がらみで「お夏清十郎ものがたり」という特別展が12月1日まで開催されています。
「お夏 清十郎」という短編がある私にも、生原稿があれば、と言ってくださったのですが、残念ながらそっけないテキストファイルしかなくて……。でも『雨の檻』が現品展示されているかもしれません(行っていないので確認できてないのです)。
 展示協力はできませんでしたが、図録(フルカラーで立派です!)にエッセイ「日舞とSF」を書きました。通信販売でも購入できますので、よろしければどうぞ。

本屋に走れ! 〈小説現代〉12月号発売中

「中間小説誌にSFを」計画は着々と進行中。
 今回は〈小説現代〉12月号に「鮮やかなあの色を」(50枚)が掲載されています。
 時は近未来。会社の人間関係に疲れたOL佑加子は、旧友から「離人症ではないか」と言われ、ビビッドで元気な世界を取り戻し精神状態を好転させるきっかけを得るために、視覚の彩度を上げる薬を譲り受ける。
 告知漏れ(すみません……)の「ナノマシン・ソリチュード」に続いての〈小説現代〉第二弾。
 なんだか世界との間に膜が張っているような気がする、というくだりは経験値が活きました。今はそんなふうに感じるヒマもないほどに忙しい、というのは果たしていいことなのか悪いことなのか(^_^;)
 今後の計画推進のためにも、〈小説現代〉編集部宛にご感想をお寄せくださるととっても嬉しいです。

『プレシャス・ライアー』 e−NOVELSで発売中

〈週刊アスキー〉に連載したSF、『プレシャス・ライアー』が無事に終了。
 予定は10回でしたが、編集部内で評判がよく、作品バランスを考えて20回まで延長させていただきました。総量としては250枚350枚くらいかな。
 毎回、高橋三千男さんのイラストがとても素敵で、PDF版を作る時に代表一枚を選ぶのがなかなか決められなかったくらい。曲線好きにはタマラナイ挿画に助けられ、私にしては派手な展開(ほんとか?)だったこともあり、締め切りで盛大に編集さんにご迷惑をおかけしながらも、楽しく書かせていただきました。
 この作品はe−NOVELSサイトで、現在、まとめて読むことができます。
 アドビアクロバットリーダーが必要なPDFというファイル形式で、268ページ、360円(税込み)。
 単行本化はしばらく先になりますので、どうぞよろしく。

手遅れ情報……(^^;)

 毎度おなじみ(;_;)手遅れ情報です。5月から溜め込んでいたので、たくさんあります。ごめんなさい、ごめんなさい。

「ナノマシン・ソリチュード」 〈小説現代〉7月号

「中間小説誌にSFを」計画。畏れ多くも〈小説現代〉に書かせていただきました。
 ナノマシンって、そう名付ければ研究補助金が出る、とかで科学界ではちょっとした流行語になっていますね。もちろん医療関係でも注目株の技術。じゃあ実際に、自分の体の中にナノマシンを入れた人はどんなふうなモノの考え方になるのかな、と。
 タイトルがなかなか決まらず、締め切り明けに親子で行ったスーパー銭湯の駐車場で、携帯電話を使って編集さんとやりとりした、というのが、なんともはや(^_^;)

「トロイメライ」 〈小説NON〉8月号

 〈歌の翼に〉シリーズ第7話。
 今回の語り手は声楽家の裕美子。千鶴に頼まれ、郊外の老人ホームでの音楽療法へ出かけた亮子たちは、ふたりのお婆さんの意地の張り合いを目にする。
 シューマンの「子供の情景」に入っているトロイメライという曲をご存じでしょうか。翻訳すると「夢」なのだそうです。裕美子に歌わせるために詞を作ってみました。お気に召すかなあ。

『BASARA』14巻解説 小学館漫画文庫

 田村由美さんの受賞作が文庫化。
 巻末解説として、エッセイ「裏読みイロイロの勧め」を書かせていただきました。『BASARA』世界の章タイトルにあらわれる「色」を作品内容に絡めて読み解こうというモノ。
 和モノのテイストを持った大河恋愛であると同時に、たいへん骨太の異世界冒険譚でもあるので、男性にもオススメです

「オネアミスの翼 王立宇宙軍 翅の伝説」/夫婦対談

 〈SF Japan〉Vol.5 2002年夏季号に、短編と対談が載っています。
 短編のほうは、幻のコミック版王立の第一話を小説に直したもの。オネアミス王国成立以前の物語です。ちなみにこのコミック版、第二話は中世の飛翔機開発、最終の第三話で映画の世界となる構成でした。
〈月刊プリンセス〉という女の子向けマンガ雑誌に果たして「王立」は受け入れられるのか――てな制作経緯もエッセイとして収録しています。
 この号は「SFアニメ特集」。GAINAX作品をSF作家たちが小説にする、など、面白い企画が目白押し。
 面白いという意味がちょっと違うのは、私とダンナの武田との対談「SF夫婦善哉」(^^;) とりとめのない話になってしまいましたが、まあこーゆークリエイター夫婦だということで……。

「モモコの日記」 〈小説宝石〉9月号

 順調だなあ、「中間小説誌にSFを」計画。しみじみ。
 この号は「家族」がお題。実際にNASAで行なわれた閉鎖空間実験バイオスフィア計画を下敷きにしています。選ばれたメンバーからなる擬似家族、その一員である少女が外界の新米心理カウンセラーとメールのやりとりをすることによって、コトの顛末を見せる、という構成。
 ホラーっぽいというご意見アリ。このご意見が私の目論みと合致しているかどうかは秘密。アンネ・フランクに対してどういう印象を持っているかによってこの作品の読み方も違ってくるかも。
 余話ですが、校正さんから「施設が狭すぎる」という注意が入りました。でもNASAのデータと比較すると私の設定でも広すぎるくらいだったんです。実際の実験参加人数と面積数値を書き込んで、珍しくきっぱり校正をはねつけるワタシ(^_^;) それにしてもこの件で、宇宙や海底に人類が進出することに対する「個人個人の敷居の高さ=先入観」について考えさせられました。

エッセイ「図書館という砦」 〈図書館の学校〉11月号

 図書館をめぐる月刊誌〈図書館の学校〉に、エッセイを書きました。
 学生時代は図書館が心地よい逃避の場であったことなどを……(^^;)ゞ
 最近、親しいSF作家の間で「図書館が書店での売り上げ、つまりは我々の収入を圧迫しているのでは」ということが話題になっています。私もたまに「借りないで、買って読んでくれればいいのになあ」と思うことがあります。
 でも、図書館や図書室にお世話になった若かりし自分を鑑みるに、「気に入ったら、手元に置きたくなって書店で購入し直してくれるはず。そこまでじゃなくても、次の新刊は気になって買ってくれるはず」と考えることにしています(^_^;) リクエストをかけて、貸し出しの順番をじっと待つタイプの人も、「読みたい!」と思ってくださる大切な読者さんには違いないと思ったり。
 とはいえ、やっぱり――フトコロに余裕がある時には、積極的に買ってくれると嬉しいです。出版社が次の注文をくれるかどうかは売り上げの数字がモノを言うのです。私に限らず、応援したい作家さんの新作がコンスタントに供給されることを望むならば、どうかどうか、ソコントコロをお忘れなきよう……。よろしくお願いします m(_ _)m

「ラプソディ・イン・ブルー」 〈小説NON〉11月号

 〈歌の翼に〉シリーズ第8話。
 いよいよ終盤戦。今回がキモの話。狂詩曲の慌ただしさの中で亮子の過去が判ります。
 語りは複数視点。これまでシリーズに出てきた人々がそれぞれの伏線をひっさげて登場するという豪華版です。
 このシリーズも残るところあと1話。1月中旬発売の〈小説NON〉が最終回ですので、どうぞお見逃しなく。

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メーリングリスト

 おかげさまで賑わっています(^_^)
 私の作品に関することはもちろん、パソコン話、メンバーのみなさんの雑談、迅速な新作情報(私が書き忘れてもすかさずフォローが入る(^^;))、不定期の「うだうだ日記」などなど、盛り沢山。
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 意向やFAQなどの詳細はMISC.内の「メーリングリストのご説明」ページに書きましたので、参考にしてくださいね。


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e−NOVELS

イーノベルズバナー『プレシャス・ライアー』発売中のe−novels。
 他にもホラー短篇「白い手」(50枚)が購入でき、作家別コーナーの中には、2年間の休眠期間の理由を書いたエッセイや、推理作家協会賞受賞記念特集がありますし、特集記事「作家と音楽」への解答も寄せています。

既刊もよろしく

アイ・アム 『アイ・アム』
 医療系近未来SF。「人間」の定義って、何なんでしょうね。
 祥伝社400円文庫。

夜陰譚 『夜陰譚』
 幻想系短編集。憧れの黒い本。女性のサイコなお話しが多いです。文章に凝れて嬉しかったよー。「蟷螂の月」が一番人気。
 光文社のハードカバー。1600円です。

五人姉妹表紙 『五人姉妹』
 早川書房のハードカバー。1700円。SF短篇を9本収録しています。女性には書き下ろしの「ホールド・ミー・タイト」が好評。
 朝日新聞、読売新聞、共同通信配信、で感涙モノの書評が出たのも嬉しかった。毎日新聞では著者インタヴュー記事も掲載され、たいへん恵まれた作品集となりました。あとはもうひと押しの売れ行き(^^;) どうぞよろしく。


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