1月の末にはキレイな身体になっているはずが、やはりこんな時期までずれ込む不甲斐ない私。
というわけで、遅れ馳せながらの新刊紹介と、メーリングリスト立ち上げのお知らせがあります。
五人姉妹 早川書房 四六版ハードカバー | |
収録作品 五人姉妹/ホールド・ミー・タイト(書き下ろし)/KAIGOの夜/お代は見てのお帰り(博物館惑星シリーズ余話)/夜を駆けるドギー/秋祭り/賤の小田巻/箱の中の猫/子供の領分 |
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本体価格 1700円 表紙・挿画/中川悠京 ISBN4−15−208394−8 |
無事に発売になりました。嬉しいです。
早々とウェブなどに書評が上がっています。ご好評、ありがとうございます。
『永遠の森 博物館惑星』のような連作短篇ではなく、いろいろなタイプのスガが楽しんでいただけると思いますので、まだお買い求めでない方はぜひよろしくお願いします。
いつもご感想をアップしてくださるkashibaさんは、「ダークサイドの『夜陰譚』とセットで読めば、これで貴方もスガヒロエ通。」とお書きになっていました。ををそうか!と納得する著者(^^;)
各短篇のもすこし詳しい紹介は、前回のNEWSページをどうぞ。
以前、波津彬子さんの美麗なイラストで角川スニーカーブックスから刊行された、和風幻想連作短編集『末枯れの花守り』。3月に(普通の)角川文庫から再刊行されます。
表紙イラストはまだどなたになるか決まっていませんが、一般読者さんをターゲットにしたものになるのだそうです。YA以外の文庫に入ることによって、この作品が新たなる出会いをもたらしてくれたらいいなあ、と、楽しみにしています。
なんといっても嬉しいのは、帯と解説を夢枕獏さんが引き受けてくださったこと。古いお付き合いの獏さんには、いつかお力をお借りできたら、と思っていましたので、念願叶った感じです。獏さんがどうお書きになるか戦々兢々ですが、やっぱり嬉しさは隠せなかったりして。えへへ〜。
〈小説宝石〉にSFを書けた! と、喜んでいた「箱の中の猫」。担当編集さんのみならず、SFの内外からもご好評をいただきました。
その作品が、このたび結城信孝さんのお目にとまり、女性作家ばかりで編まれるエンターティメント・アンソロジーに収録されます。
これでまた新しい読者さんと出会えるかも。嬉しい!
『蒼迷宮』 監修/結城信孝
祥伝社文庫 予価/600円+税 3月中旬発売予定
『五人姉妹』に収録した「箱の中の猫」に続く、〈小宝でSFを〉の第2弾です。
この号の特集テーマは〈男と女〉。ソレを聞いた時、恋愛モノを苦手とする私は、内心「ぎゃあ」と叫んだ(^^;) でも、一般文芸誌にSFを書く機会をみすみす逃せるわけはなく。
「ホールド・ミー・タイト」ほどはべたべたに甘くなく、どちらかというと固めのSF。ご感想をお待ちしております。
(前回掲載情報再録)
〈歌の翼に〉シリーズ第5話。
語り手は楽器店で火曜日に教えている同僚教師。反目する生徒ふたりは仲直りできるのか?
タランテラというのはリズムの名前で、過去、毒蜘蛛に噛まれて罹ると思われていた舞踏病の様子や、毒蜘蛛の解毒に用いられる舞踏療法の激しさを思わせる、速い八分の六拍子のこと。もちろんタランチュラから名前が来ています。曲名としてはブルグミュラーの「タランテラ」が有名ですね。
『アイ・アム』
医療系近未来SF。「人間」の定義って、何なんでしょうね。
祥伝社400円文庫。
『夜陰譚』
幻想系短編集。憧れの黒い本。女性のサイコなお話しが多いです。文章に凝れて嬉しかったよー。「蟷螂の月」が一番人気。
光文社のハードカバー。1600円です。
小説家というのは孤独な職業です(^^;) 昔はニフティ会議室のチャットで無聊を慰めていました。けれど、OSをDOSからWindowsに変え、ソフトを変更した頃から離れてしまいました。
ニフにはSioさん主催の〈菅パティオ ミューズ〉もありますが、昨今のアクセス状況はとてもインターネットにはかなわず、参加しづらい方も多かったようです。
そこで、もっと小回りの利く親交ツールはないものか、と考え、思い切ってメーリングリスト(ML)を立ち上げることにしました。
十夜さん・えんどさん・Sioさん、という三人のお世話役さんのお力を借りつつ、2月3日(節分)からすでに開始しています。スガの大慌て情報(ホームページに間に合わないような……)や、執筆裏話、読者さんのご感想や質疑応答などが一応内容のメイン。でももちろん雑談も大歓迎です。現在、パティオからの方も新規にご登録くださった方も、わいわい仲良くおしゃべり中。下のボタンを押して、どうぞご参加ください。
PDFファイルでホラー短篇「白い手」(50枚)が購入できます。
2年間の休眠期間の理由を書いた特集や、推理作家協会賞受賞記念特集、特集記事「作家と音楽」への解答もあります。