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とりあえず、このNEWSページのみ更新します。
DIARYその他は近日中に……。

 長い長い長い長い修羅場が終わった……。
擬音で言うと「ふしゅ〜〜っ」というくらいにほっとしました。
 更新ができないと色々と情報のとりこぼしがありまして、お恥ずかしい限りです。

TOPIC

「永遠の森」ラジオドラマ放送中!

 NHK FMの「青春アドベンチャー」枠で、3つの賞をいただいた「永遠の森 博物館惑星」のオーディオドラマが放送中です。
 マメにここをチェックしてくださっている方は再放送に間に合います。お聞き逃しなく。


『永遠の森・博物館惑星』全10回 (大阪放送局制作)

放送日時
本放送……
  10月 1日(月)〜10月12日(金)の平日 22:45〜23:00
再放送……
  10月 8日(月)〜10月19日(金)の平日 17:45〜18:00
      ↑これなら間に合う!
それぞれ、一週目(1〜5回」)が「きらきら星」、二週目(6〜10回)が「ラヴ・ソング」に相当します。
スタッフ
▼脚色/平石耕一▼音楽/矢吹紫帆▼演出/柳川強
▼技術/森俊郎▼音響効果/片岡健▼その他NHK大阪局のみなさん
キャスト
▼孝弘/宮内敦士▼ネネ/増山江威子▼美和子/佐藤綾
▼マシュー/白鳥哲▼〈ムネーモシュネー〉/東ゆうか
▼ラインハルト/佐藤文雄▼クローディア/青山恵子
▼ナスターシャ/三島ゆり子▼ユリウス/五王四郎▼他

  後半部分のスタジオ見学に行ってきました。詳しくは後日更新のDIARYページで。

 十夜クンの「空想風景」で、詳細なリアルタイムレポートが載っています。十夜クン、感謝!

星雲賞をいただきました

 その「永遠の森 博物館惑星」は、なんと本年度の第32回星雲賞日本長篇部門もいただきました。ありがとうございます、ありがとうございます!本当に感激です!
 推理作家協会賞という大きな賞をいただいておいて、「私のできうるかぎりのSF」が肝心要の星雲賞を逃したら個人的にはとても情けないことになると思っていただけに、心の底から嬉しいです。
 これを糧に今後も頑張ります!
 受賞の様子は「SFマガジン」11月号、SFオンラインなどでもどうぞ。

お仕事情報

「遅筆のくせによく頑張った。感動した」……と自分で言ってれば世話ァないわな(^^;) でもそれくらいにスゴい仕事量だった。今回はその成果などを。

単行本

祥伝社NONノベルス「鬼女の都」 発売中

「なまもの! 楽天ブックス」で月間売り上げランキング第4位
人気サイト「Mystery Best ???」にも好評が載ってます


「鬼女の都」NON表紙 祥伝社からハードカバーで出版されていた「鬼女の都」がNONノベルスになりました。今回は藤原花奈女の住んでいたマンションの見取り図が付いています。既読の方もぜひぜひよろしく。読みにくかった箇所を手直しする程度の改定も行なっています。
 表紙は藤原ヨウコウさんによる「出シ小袖」の場面。帯を取ったら迫力倍増なり(^-^)
 カバー袖には皆川博子さん。憧れの作家さんにお言葉をいただけて緊張してます。
 京都ミステリの新しい切り口を求めて書いたもので、いわば人ではなく「京都」が人を殺したのか?というもの。ご感想をお待ちしております。

光文社「夜陰譚(やいんたん)」 10月18日発売予定

 ホラー関係の短篇を集めたハードカバーです。けれど私の気分的には「幻想小説」作品集と呼んでいただければ嬉しい。この言葉は小さい時からの憧れだったので……。
 装幀はむちゃくちゃ素晴らしいです。まだお見せできないのが残念。まったく文句なし、感謝感謝。しかもこれもまた昔からの夢だった「(表紙が)黒い本」! ホント、念願叶った感じです。
 私も担当編集さんも、イラスト中心にするよりも、という趣旨だったので、まずは装幀の全権をデザイナーの井上佳子さんに。ご使用になったカットめいた(それでも感涙ものの)イラストは藤原ヨウコウさんの手によるものです。
 平積みの間のインパクトは相当あるんじゃないかしら。ああ、我が本ながら顔がにやけてしまう……。
 あ、本文のことを言わなきゃね。収録短篇は以下のとおり。

▼夜陰譚▼つぐない▼蟷螂(とうろう)の月▼贈り物▼和服継承▼白い手▼桜湯道成寺▼雪音▼美人の湯(書き下ろし)

 予価は1600円とのこと。〈女は怖いよ〉シリーズの一気読みをどうかお楽しみに。

 なお、この本を刊行するにあたってのエッセイをココに書く予定です。

祥伝社400円文庫「アイ・アム」 10月26日発売予定

 一部先行情報では「介護ロボットの見る夢」という編集部がつけた仮タイトルでした。私が希望したタイトルは「I am」。正式タイトルは「アイ・アム」。お間違えなく(^^;)
 発注時は「ロボット括りで」というお題があったのですが、どうやらいつの間にか雲散霧消したようです。他の方々は別テーマで括られているという話も漏れ聞こえてきたりして。どんなふうに販売展開されるのかなあ。
 で、こんな話。
 エナリ病院で看護と介護にあたるべく目覚めた主人公ミキは、不格好な機械の身体をしている。自分の正体をまったく意に介さないミキだったが、外科病棟・小児科病棟・ホスピス病棟、と配属が変わるたびに、彼女の心に変化が起こる。
 看護や介護は人間対人間でなければいけないのだろうか――。そう考えはじめたミキは、ようやく「私は何?」という疑問を抱く……。
 病児の親としては書くのがつらくなったこともありましたが、だからこそ書けるんだと信じて脱稿しました。でも本当はその医療モノの泣きはおまけであって、「SFだからこそ」のエクストラポレーションを狙ったつもりなんですが、はてさて。
「人間」って、「生きる」って、何? 果たしてミキは何なのか? ……てな引きでいかがざんしょ?(^^;)
 同時刊行に、山田正紀さん、瀬名秀明さん田中啓文さんもいらっしゃいます。

雑誌短篇

光文社〈小説宝石〉10月号  (9月22日発売)

 情報が遅れてすみません。まだお求めでない方は本屋さんに急いでください。
 短篇「箱の中の猫」が掲載されています。
 タイトルでお判りのとおり、シュレーディンガーの猫です。(近未来の)国際宇宙ステーションも登場。けれど本筋は叙情長距離恋愛小説……なんのこっちゃ判りませんねそうですね、読んでくださいね(^^;)
 一般文芸誌から「SFで」とのご注文を受けたのは、嬉しくもあり、今の日本SFの状況を考えると大いにプレッシャーでもありました。SFであることのバランスはどうかなあ。担当編集さんには好評だったんだけどなあ。
 一般文芸誌にはもっとSFが掲載されて欲しいと思っています。私と同じ気持ちの方、巻末に読者ハガキがついていますのでぜひご感想や要望を編集部へ!
 ちなみに、私の本当のデビュー作「ブルー・フライト」はいまは亡き〈SF宝石〉に掲載されました。だから今回は「お里帰り」をした気分でもあります。

祥伝社〈小説NON〉11月号 (10月22日発売)

 連作短篇〈歌の翼に〉第4話は「マイ・ウェイ」です。
 今回の語り手は楽器店でのアルバイトを亮子に紹介してもらった音楽療法士志願の女性。亮子の家を覗き込む中年男性にはどうやら妄想癖があるらしい……。
 オジサンたちって、なんだか可哀想な雰囲気があるんです、私には。でも可哀想だけで割り切れない嫌なところもあって、そういうアンビバレンツさがお話にできればいいなあ、と。

エッセイ・解説など

新潮社〈小説新潮〉10月号 (9月22日発売)

 シリーズ・コラム招待席〈我が師の恩〉というコーナーに登場。「師匠に会える幸せ」と題して、作家を続けられているのは日舞を習っているお蔭である、というようなことを書いています。

e−NOVELS 特集「作家と音楽」

 毎度おなじみのe−NOVELS。特集に解答を出しました。
 今回もなかなか面白い特集ですね。他の作家さんの執筆状況や音楽の趣味が判って楽しいですよ。

(株)イオ〈小松左京マガジン〉 (10月28日発売予定)

 巻頭エッセイを書いています。
 「SFと文学」という特集号だと聞いていたのでそのようなことをブチ上げようかと思ったのですが、SF大会やファン時代に関する話題は、ここでしか、今でしか、書けないと思い「ターニング・ポイント」なる回顧的エッセイを書きました。
 SF大会の星雲賞受賞挨拶を聞いて「スガのファン活動とはどんなだったか」という興味を抱かれた方は必見かと。
 (株)イオ発行のファンジン扱い書籍ですが、bk1から購入できます。

日販〈新刊展望〉12月号 (11月15日発行予定)

 書店のレジ横にある本だそうです。
 シリーズ「前書・後書」に、新刊「夜陰譚」にまつわるエッセイを書きます。

アトリエOCTA〈幻想文学〉第62号

〈幻想文学〉から原稿依頼が来ると嬉しいのはなぜ? 昔から憧れの雑誌だったからかなあ。
 第62号の特集は「魔都物語(仮題)。幻想都市に関してのエッセイを書きます。たぶん京都が中心となるでしょう。

毎日新聞 (9月11日夕刊) エッセイ掲載

 情報が大幅に遅れました。ごめんなさーい。
「楽しんだ21世紀のSF大会」(←記者さんがつけたタイトル。いかにも新聞のリード調になって新鮮でした)という、SF大会40周年記念に関するエッセイです。
 SF大会とは何かに始まり、今回の大会の簡単なレポート、最後はこれからのSF、という道筋。私なりに問題提起ができたかなあ……。

日経新聞 (9月27日夕刊/関西版) 記事

 これも手遅れ情報。おまけに掲載日があやふや。たぶん27日だと思うのだけれど。こちらにまだ紙面が届いていないので確認ができません。
 関西版の「風土」というコーナーで、SFは関西の元気がいい、というような記事が掲載されていたはずです。私のほか、関西に縁の深い作家さんたち(ウチのダンナも入っているが)のインタヴューを取り、記者さんが構成したもの。
 はやく読みたいなー。

KBSラジオ (9月14日正午〜) 30分トーク

 手遅れ三連発。とほほ。だから修羅場は嫌なんだよ〜。
 KBS京都のラジオ番組「21世紀京都の50人」に出演しました。これは一年間の記念番組で、週に一人ずつ登場します。身近なところでは綾辻行人さんも過去にご出演。
 話題はやはり推理作家協会賞のことや「永遠の森」、「鬼女の都」や京都論が中心。ナマではなくて録音構成でありまして、気がゆるんだのかちょっとはしゃぎ過ぎたと反省しています。たまたまスタジオにいたダンナのコメントも放送。
 私よりよほど有名なGAINAXですので、ダンナのトークは後に別の深夜番組「もりもりマニア」で放送されたらしい。ちなみにこちらの番組はいわゆる「マニア」を相手にした濃いものであるとか……。
 アナウンサーのM氏を筆頭に、KBSにもこんなに**クがいたのかとびっくりしました。そういう時代なんだね。善きかな(^-^)

その他「抜け情報」のフォローは……

 上記にもある十夜クンの「空想風景」に見やすい表があります。十夜クン、いつもどうもありがとう!
 終翁さんのHP「終翁邸」、Ryokuさんの「猫の森」も負けず劣らずの情報量。
 ハタと気がついた告知忘れは、私が急遽BOKUBOくんの「菅浩江さんファンページ」BBSへ書き込みに行くこともあります。
 ご活用ください(^-^)

常設掲示

e−NOVELS

イーノベルズバナー PDFファイルでホラー短篇「白い手」(50枚)が購入できます。
 2年間の休眠期間の理由を書いた特集や、推理作家協会賞受賞記念特集、特集記事「作家と音楽」への解答もあります。


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