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 忙しくなるだろうなど思っていたけど、案の定だったぜ、ちくしょー。ああ、一ヵ月に一度くらいは更新したい……。
 今回のタイトルロゴは日記ページにも貼り込んだ芸妓さんのお衣装から。庭のキンカンの花を撮影するはずが、時間がなくて散ってしまったんだよー。
 今回は情報量が多いです。頑張って読んでくださいね。

TOPIC

SF大会

 8月18、19日の両日、幕張の国際会議場にて、第40回日本SF大会「未来国際会議」が開催されます。すでに定員に達していますが、当日申し込みの受付が若干あるとのことです。
 今回はダンナが主催する最後のSF大会。ゲストというよりはスタッフとして主にゲストルームのお茶汲みをします。20年にも及ぶファン活動の区切りとなる大会だと思うと感無量です。
 いつまでもスタッフの気分でSF大会に接してきたのだけれど、今回はプログラムブックにもインタヴューが載る予定で、いい意味で「調子が狂っちゃう」感じがしています。ああ私ってプロの小説家として認知されてるんだなあ、みたいな。
 で、当日私が出演するのは今のところ以下の企画。

▼「SFが夢にみた未来」・4 いつでも未来
メイン企画の第4部。19日12時半からを予定。
▼「小さなお茶会」 カフェ・イエスハウス
毎年恒例の喫茶店内での小人数お茶会。お申し込みをお待ちしてます。
▼サイン会
早川書房がサイン会を開いてくださるそうです。

 なお、書籍をお買い上げの方には個人的に特典を用意します。たぶん栞になるはず。お楽しみに。

推理作家協会賞関連

 第54回日本推理作家協会賞、長篇および連作短篇集部門を、「永遠の森 博物館惑星」が受賞しました。
 6月28日はその授賞式。CSのミステリチャンネルのインタヴューもあり、道に迷ったりもあり、どたばたの極み。詳しくは日記ページで。
 ミステリ系雑誌の関連記事で確認できたのは、前回予告した「オール讀物」(受賞の夜に銀座のクラブで撮影されたグラビア、私のコメント、選考委員の方々の講評)、「SFマガジン」(記者会見の写真と私のコメント)、「ミステリマガジン」(授賞式の記事と会場での私の口頭コメント)、です。他にも掲載誌をご存じの方がいらっしゃいましたらお知らせください。
 受賞を機に、新しいお仕事がいっぱい入りました。ミステリ限定ではなくSF作品でもいいとおっしゃってくださるところが多くてすごく嬉しい。予定が具体化しましたら追ってここに書きますのでどうぞよろしく。

お仕事情報

書籍

祥伝社 「鬼女の都」がNONノベルスになります

 祥伝社からハードカバーで出版されていた「鬼女の都」がNONノベルスになります。都市圏では8月月末、地方では9月の始めに店頭に並ぶはず。
 表紙は元本をお読みになった直後に名乗りを上げてくださっていた藤原ヨウコウさん。乞うご期待。ご近所のよしみで没になったラフも拝見しましたが、それもスゴくて惜しい。
 この話は「京都ミステリの新しい切り口」を求めて書いたものです。いわば人ではなく「京都」が人を殺したのか?というもの。未読の方はぜひどうぞ。
 今回は藤原花奈女の住んでいたマンションの見取り図が付きますから、既読の方もぜひぜひよろしく。読みにくかった箇所を手直しする程度の改定も行なっています。

光文社 異形コレクション綺賓館4 「人魚の血(仮)」

 そろそろ出るはずです。
 短篇「贈り物」を掲載予定。付き合いはじめた男からもらったのは、人魚の鱗だという。それが見せる幻想空間と、主人公の心の行き着く先は……。
 綺賓館の担当さんは褒め上手。メール入稿をするといつも短いコメントで嬉しがらせてくださいます。今回は「最後が怖かったのは自分が男性だから?」という内容のご感想でした。さて……? 

雑誌短篇・エッセイ・解説など

小説NON 8月号

 連作短篇〈歌の翼に〉の第3話「大きな古時計」が掲載されています。
 今回の語り手は楽器店の息子。友人の恋の行方やいかに。
 表紙にも目次にもタイトルページにも「祝!」の文字が乱舞。写真つきの授賞式レポートも載ってます。晴れがましいなー。

ダ・ヴィンチ

 8月8日発売号の「せつない小説」特集に出ています。5冊をセレクトしてコメントする、という形式。
 私は「せつないSF」で選んでみました。
 1ページ丸々使っての記事で、わざわざカメラマンさんが写真を撮ってくださったりして、ひえー、という感じ。

毎日新聞(記事)

 古い情報で恐縮ですが、7月5日の関東版に写真入り記事が載りました。
 受賞が判った直後に京都でインタヴューを受けたもの。来し方行く末、SF観など。

朝日新聞(エッセイ)

 こちらも間に合いませんでした。すみません。
 7月7日の関東版夕刊〈街の風〉コーナーに、エッセイ「娘とゆく地続き京都」が掲載されました。
 引っ越してからというもの、おでかけが楽しいよー、といった内容です。

読売新聞(エッセイ)

 これは間に合ったぞ……って、本来はこうでなくちゃいけないんだけど。
 土曜日夕刊(おそらく8月4日)の「土曜文化」欄にエッセイが掲載されます。
 SFについて、と内容のご指定をくださった担当記者さんはかなり当節のSF事情にお詳しくて、こういうところにもSFウォッチャーが、と嬉しくなってしまった。私の書いた内容はともかく、大新聞にSFの文字が躍るかと思うとワクワクです。
 ただし、これも関東版。

秋田文庫 「妖精国(アルフヘイム)の騎士」3巻 解説

 秋田書店から出ている中山星香さんの人気大河コミック「妖精国の騎士」の文庫化がちゃくちゃくと進んでいるようです。
 その3巻目(9月9日発売予定)に解説を書かせていただきました。エッセイふうにということで、魂の還る場所、みたいなことを。
 文字数の関係で文中には入れられなかったけど、男性キャラクタだとご多聞に漏れずアーサー王子がお気に入りなのであった。三原順さんの「はみだしっ子」だと断然グレアム。つまり私は苦労をしてきた思慮深いタイプに弱いんだよなー。

小学館文庫 「異国の花守」 解説

 私の和モノ幻想連作短篇集「末枯れの花守り」(角川書店)ですごいイラストを付けてくださった波津彬子さんも9月18日(予定)に「異国の花守」が文庫化。
 畏れ多くも波津さんの和モノに対するセンスについて書いていたりして。やっぱりいいのよ、和モノは、うんうん。
「雨柳堂夜咄」(朝日ソノラマ)も、泉鏡花のコミック化作品も必見。

常設掲示

e−NOVELS

イーノベルズバナー PDFファイルでホラー短篇「白い手」(50枚)が購入できます。
 2年間の休眠期間の理由を書いた特集や、推理作家協会賞受賞記念特集もあります。


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