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07年 11月更新

 この一年間、何をしていたかというと……。
 うーん。あんまりたいしたことはできてないです。

推理作家協会賞選考

 一番大きい出来事は、推協賞の選考委員を務めたことです。
 いや〜、緊張しました。
 推協賞はプロの作品に対する賞です。同業者の、もしかしたら目上かもしれない方の作品についてあれこれと意見を言うのは、気が重いです。しかも、選考の席上やのちの講評原稿で、私の読み方の是非をも問われるという……。なんだか自分の能力を選考されているような気分でした。
 けれど実際の選考は、山田正紀さんという心強いかたが同席だったこともあり、たいへん和やかに、するすると進みました。紛糾することもあると聞いていたので、ほんとうにほっとしました。
 来年もう一年、長篇および連作短篇部門の選考委員に留任します。重責はつらいけれど、うはー、とのけぞるすごい作品に出会うことを楽しみにしています。

石垣島

 ダンナが頑張ってくれて、今年も沖縄方面へ行くことができました。
 沖縄――暑さ好きの私にとって、もはや心の故郷だよ(^^;)
 今回は特に贅沢をさせてもらったなあという感じです。
 宿泊先はクラブメッド川平。航空運賃から食事代まで全部パッケージになっているのがクラブメッド(昔は地中海クラブって言いましたよね)の特徴らしいです。
 贅沢さの第一は、このパック料金。何しろ、腕に巻いたミサンガを提示するだけで、食事(豪華!おいしい!バイキング形式!)食べ放題。プールサイドのバーでも飲み食いし放題。要するに、泳ぎ疲れたらかき氷やフルーツをバーのデッキスペースでたしなむ、なんていう、セレブぶりっこができちゃうわけです。午後三時には、すぐそばのプライベートビーチに、スタッフたちがフルーツのトレイを運んできてくれるという素晴らしさ。まるで夢のようでした。
 ありがたかった贅沢は、キッズのプログラム。朝から夜まで一日中預かってくれて、アーチェリーや水遊びなど年齢に応じた遊びをさせてくれ、夜は昼間の成果をショウタイムで発表する、という完全子離れ・親離れシステム! ああそうよ。リゾートでゆっくり過ごすためには、是非とも子供と分離させてくれなくては。ベビーシッターの敷居が低い欧米の良き習慣ですね。スタッフが世界中から来ているので、自然と子供も英語に触れられるというおまけつき。
 で、そのショウタイムも、日替わりでサーカスや歌や子供の芝居などがあり、けしてチープではありませんでした。ショウのあとは広場で大道芸があったりして、夜遅くまで、ほんと、楽しめます。
 そのかわり、御代金もソレナリだったそうですが……そこはそれ、またダンナに頑張っていただきましょう(^^;)

舞台あれこれ

 06年の秋は、日舞の本会でした。お囃子さんも大道具も化粧も衣装も歌舞伎の舞台と同じ、という大がかりな舞踊会。
 2年生だった娘は「手習子」の簡易版、私は同門と「二人猩々」。
「手習子」は、もうちょっと本式に舞えるようになってほしいなあ。覚えが悪いのは私が家でなかなか教えないからだろうけれど、足が悪いせいで座るところを誤魔化してもらったのがやっぱりメリハリ不足かと。でも、04年の初舞台に比べると、腰も折れてきたし、首もちゃんと三つで振れるようになってきたので、嬉しかったです。
 自分のはというと……。能掛かりの舞で、難しかった! 太鼓と笛が同じフレーズをえんえんと繰り返す中、猩々二人のタイミングを合わさなければならないところなんて、頭の中で必死になって数を数えていました。お酒をくむ動作ばかりだったのも舞っている方としては単調だったし。その単調さをこそ訴求力にするなんていうのには、私にゃあ百年早いって感じでした(^^;)
 今年07年7月には、娘の狂言の会もあり。「口真似」は3人で演じるので、メンバーがなかなか顔を合わせられないお稽古中は誰が誰の真似をしているのかもうひとつ判っていなかったようですが、本番は以前に比べて声も大きく、3人で絡む動作も覚えていて胸を撫で下ろしました。まだまだ「演じる」というところまではいかない棒読みだけど、今やっている「神鳴」はギャグ(?)も理解できて楽しそうなので、親ばかとしては期待大です。

やっぱり心配

 這えば立て、立てば歩めの――なんてことを申しますが、3年生になっても娘はやはり気がかりです。
 特にこのごろは宿題も多く、学習内容も難しくなってきたので、みんなから遅れないようにさせるのに必死です。
 年度初めにはちょっくらとまた問題行動も起こしてくれちゃったりして、気の休まるヒマがありません(;_;)
 知能指数は4歳くらいで確定し、下がることはない、とお医者さんは言っていましたが、昨今の物分かりの悪さはいかがなものかと。心の問題をスペクトラムで捉えると、限りなく健常児さんに近いグレイゾーンにいるような気がします。
 とはいえ、できるだけ普通に暮らしてほしいので、毎日叱ったり励ましたりで忙しいの何のって。夏休みはついに、上記の石垣島と福井の恐竜博物館に行っただけで、ひたすら宿題をさせていました。ああ、のろい(;_;) 遊ばずに(ぐずりながらも)頑張る娘は大変だけど、付きっきりの母親もなんだか自己嫌悪。おかげで親子そろって夏休み期間中にばっちり2キロずつ肥えてしまいましたとさ。とほほ。

スポーツジムの快感

 スポーツジムに通い始めて、9ヶ月になります。ずっと家にいて、仕事と育児(療育)だけを見つめているのは健康に悪いですからねー。
 私は社会保険の都度会員で、一回行くごとに支払いをします。結果、貧乏性がたちまち顕われて一度入ったら小学校のお迎えの時間までみっちり使い込むことに。
 最近は、エアロビにも慣れ、ボディジャムという激しいダンスプログラムが大好きになりました。日舞とは違う筋肉を使うけど、おどり、というのは何でも基本で繋がっている印象です。ヒップホップやトランスでがんがん踊ってると、若返った気がするし(^^;)ゞ
 マシンを使った筋トレもこなしているので、体重は減らずに(悲しい)体脂肪率と見掛けが少し変化した感じです。プールもやっと25メートル泳げるようになったし、トレーニングのあとのお風呂は最高に気持ちがいい! 夏休みなどの学休期間に行けなくなるのが残念だなあ。

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